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マイナス金利や物価上昇対策には、高金利の外貨MMFも効果的

マイナス金利や物価上昇対策には、高金利の外貨MMFも効果的

外貨MMFは、日本の証券会社からでも少額投資が可能

 マイナス金利はすでに2年以上続いていますが、4月9日に黒田東彦日銀総裁が再任されたこともあり、マイナス金利はまだかなり長期間続く可能性が高くなりました。黒田総裁は引き続き2%の物価上昇率も目指していくことを明言しています。
 物価上昇率2%については未だ達成されていないとされていますが、食料品や日用品などすでに値上がりしているものも多く、物価高はこれから本格化しそうですので、円預金やタンス預金のままでは円資産の目減りは避けられないようです。
 対策として高金利の外国通貨などに投資してみたいところですが、手数料や販売価格が高額になるものが多く、為替差損のリスクもあるのでハードルが高く感じてしまいます。外国通貨の中では、日本の証券会社でも扱っている外貨MMFなら、手数料も高くなく、高金利の外国通貨に少額から投資が可能ですので、投資を検討してみましょう。
 ちなみに、お馴染みの日本円MMFは平成4年に販売開始され、安定した高利回りで人気を集めましたが、マイナス金利導入の影響で運用ができなくなり、相次いで繰り上げ償還が実施され、事実上消滅しました。マイナス金利導入前の平成28年1月には1兆6千億円もあった残高が、平成29年5月末にはゼロになっています。

特に高金利のトルコリラや南アランドも人気だが為替差損や手数料に注意

 外貨MMF(Money Market Fund)は、米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルなどの外貨で運用する投資信託のことです。最低10通貨単位から投資が可能で、手数料も高くないので、外貨預金より投資しやすくなっています。又、為替差損のリスクが必ずありますが、レバレッジをかけない※ので、最高25倍のレバレッジをかけるFX(外国為替証拠金取引)より運用成績は低くなりますが、その分低リスクとなっています。
 外貨MMFは少額からの投資が可能なので、初心者にも向いている外貨商品といえます。代表的な金利は、米ドル年1.14%、豪ドル年1.18%、ニュージーランドドル年1.39%、カナダドル年0.85%となっています(平成30年4月13日現在)。より高金利なものとして、年6%を超える南アフリカランドや年11.8%のトルコリラが人気となっていますが、特にトルコリラは円に対して長期下落トレンド継続中ですので、為替差損には注意しましょう。
 なお、為替リスクを最小限に抑えるためには、少額で積み立てを続ける分散投資が効果的です。手数料も証券会社によって差があるので、投資前に必ず比較しましょう。

※レバレッジをかけるとは、金融上では少ない投資額で大きな取引を行うこととされ、投資額に対する取引規模が倍率表記されます。倍率が高いほど投資効果は高くなりますが、リスクも高くなります。

分配金・為替差益は申告分離課税 特定口座も利用可能

 外貨MMFに対する税金は、株式と似た取扱いとなっていますが、NISA口座は利用できないので、非課税制度はありません。分配金に対しては、株式配当と同様で再投資時に20.315%の源泉徴収による申告分離課税がされます。
 為替差益に対しては確定申告が必要となっており、申告分離方式で20.315%の課税がされます。特定口座も利用可能で「源泉有り」を選択すれば証券会社が精算してくれるので、確定申告を省略することが可能となります。
 ただし、他の証券口座との通算や為替差損を翌年以降3年間繰り越す場合は、確定申告をする必要があります。


(小林 章一 税理士法人オペラ会計事務所 代表社員・税理士 TKC全国会会員)
2018.4.23
(出典:FPS-net http://www.fps-net.com/

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