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家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告

家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告
 2018年2月、厚生労働省より、家庭用品などによる健康被害の情報をとりまとめた「2016年度 家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」が公表されました。この報告は、モニター病院の医師が家庭用品などによる健康被害と考えられる「皮膚障害」、「小児の誤飲事故」の事例や公益財団法人 日本中毒情報センターが収集した家庭用品などによる「吸入事故」と考えられる事例を収集分析しています。

皮膚障害

 皮膚障害に関する報告事例数は101例で、原因製品に関しては「装飾品」27件、「ゴム・ビニール手袋」14件、「下着」9件、「めがね」7件、「時計」5件の順で、装飾品が2006年度から11年連続して第1位となっています。
 患者の性別では、女性84例(83.2%)、男性17例(16.8%)で、女性が8割以上を占め、年代別では「40~49歳」29例(28.7%)、「20~29歳」20例(19.8%)、「30~39歳」16例(15.8%)、「50~59歳」13例(12.9%)となっています。
 皮膚障害の種類は、「アレルギー性接触皮膚炎」63件、「刺激性接触皮膚炎」39件で、アレルギー性接触皮膚炎では装飾品、ゴム・ビニール手袋等で、刺激性接触皮膚炎では下着、ゴム・ビニール手袋によるものが多く報告されています。

 

 

小児の誤飲事故

 小児の誤飲事故に関する報告事例数は728例で、原因製品に関しては「タバコ」147件、「医薬品・医薬部外品」108件、「プラスチック製品」72件、「食品類」61件、「玩具」52件の順で、タバコが2015年度に続き第1位となっています。
 患児の性別では女児が336例(46.2%)、男児が392例(53.8%)、年齢別にみると、「6~11か月」が213例(29.3%)、「12~17か月」が130例(17.9%)、「3~5歳」が117例(16.1%)となっています。
 発生時刻については午後5時~午後9時の時間帯が多く、発生場所は、家庭内では居間や台所など過ごす時間の長い場所で多く報告されています。また、保護者の所在については、「保護者がそばに居て注意を払っていなかった」603例、「保護者がそばに居て注意を払っていた」57例、「保護者がそばに居なかった」48例の順となっています。

 

 

吸入事故

 吸入事故等に関する総報告件数は1,256件で、原因と推定された家庭用品等に関しては「洗浄剤(住宅用・家具用)」が294件、「殺虫剤」276件、「漂白剤」123件、「芳香・消臭・脱臭剤」90件、「除菌剤」59件となっています。
 性別では、女性770件(61.3%)、男性472件(37.6%)、年齢別にみると、「0~9歳」445件、「30~39歳」192件、「40~49歳」176件となっています。
 年齢層別件数は製品によって偏りが見られ、殺虫剤、芳香・消臭・脱臭剤、除菌剤、洗剤(洗濯用・台所用)、忌避剤および乾燥剤は0~9歳、防水スプレーは40~49歳および30~39歳、園芸用殺虫・殺菌剤は50~59歳および40~49歳が多く、洗浄剤(住宅用・家具用)および漂白剤は0~9歳に加え、30~39歳、40~49歳が多く報告されています。

 

  日頃から使用前には必ず注意書をよく読み、正しい使用方法を守ること、自己の体質について認識し、製品の素材について注意を払うことが重要です。また、子どもは手にふれるものは何でも、なめたり、食べたり、飲みこんだりしてしまいます。子どもの目に付くところや手の届く範囲には、小児の誤飲しうる大きさのものは置かないようにしましょう。


参考:厚生労働省「2016年度 家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」


2018.3.15
(出典:FPS-net http://www.fps-net.com/

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