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働き方改革を実感していない人、8割超

働き方改革を実感していない人、8割超

非正規職員のほうが働き方改革を実感していない

 政府が最重要課題の1つと位置づける「働き方改革」。世間のビジネスパーソンは果たしてどれだけ実感しているのだろうか。一般社団法人日本能率協会は5年前から働く人々にとって旬な話題をテーマにした意識調査を繰り返しており、昨年12月に発表した調査結果では「働き方改革」を取り上げているので紹介しよう(全国のビジネスパーソン1,000人を対象としたインターネット調査)。
 働き方改革を実感しているかどうか尋ねたところ、「あまり実感していない」(41.5%)と「まったく実感していない」(39.2%)を合わせると実感していない人はじつに8割を超えていた。属性による傾向は、性別でみると男性より女性(男女間で7ポイント差)、年代別でみると40代(全体より3.4ポイント差)、雇用形態別でみると非正規職員(正規と非正規間で8.5ポイント差)のほうが実感していないことがわかった。
 働き方改革を実感していない理由を挙げてもらったところ、「有給休暇が取りにくいから」(28.2%)をトップに、次いで「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(26.6%)、「残業が減らないから」(24.1%)、「生産性が向上しないから」(21.7%)と続く。
 とくに女性に顕著だった理由が「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(37.7%)で、男性よりなんと20.8ポイントも高かった。職場における男女間格差を感じている女性が多いということなのだろう。これらの傾向をよく理解したうえで、自社において改善できる点はすみやかに対応したほうが生産性アップや離職予防に有効に働くと思われる。

今後職場に望むことのトップは「有休取得の奨励」

 「働き方改革」に向け、(回答者の)職場で今後どのようなことに重点を置いてほしいか尋ねたところ、男女とも「有給休暇取得の奨励」がトップに(全体33.0%、男性34.2%、女性31.5%)。2位以下は、男性は「長時間労働の是正」(33.9%)、「管理者の意識改革」(22.9%)を希望しているのに対し、女性は「非正規社員から正社員への登用」(26.3%)、「週休3日制の導入」(20.2%)を希望しているというように、何に重点を置いているのか男女間の傾向の違いも興味深い。
 一方、「働き方改革」を実感している人に理由を挙げてもらったところ、「残業が減った」(38.0%)をトップに、次いで「有給休暇が取りやすくなった」(31.9%)、「女性活用が進んだ」(24.1%)、「育児と仕事の両立支援が強化された」「生産性が向上した」(共に16.9%)が続く。これらの回答は企業側が残業削減、有休取得促進などについて努力した結果の表れでもあるので、自社の「働き方改革」の施策を考えるうえで参考にしてほしい。

参照:一般社団法人日本能率協会「第8回 ビジネスパーソン1000人調査【働き方改革編】」


(庄司 英尚 株式会社アイウェーブ代表取締役、庄司社会保険労務士事務所 所長)
2018.2.5
(出典:FPS-net http://www.fps-net.com/

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