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年金委員ってご存じですか?

年金委員ってご存じですか?

年金委員には地域型と職域型がある

 11月は「ねんきん月間」ということをご存じですか。厚生労働省と日本年金機構では、国民の皆さんに年金制度に対する理解を深めていただくために、毎年11月を「ねんきん月間」と位置づけ、公的年金制度の普及・啓発活動を展開します。また、この月の最終日にあたる11月30日(いいみらい)を「年金の日」とし、国民の一人ひとりが「ねんきんネット」を使って高齢期の生活設計に思いを巡らす日にしてほしいと厚生労働省と日本年金機構では考えています。
 そこで今回は、「ねんきん月間」にちなんで、年金に関する相談や助言などをしてくれる「年金委員」について紹介しましょう。年金委員制度とは、国民の皆さんに年金制度を広く知っていただくとともに、年金制度への理解と信頼を深めていただくことを目的として、日本年金機構法第30条に基づき平成22年1月に設置された制度です。
 年金委員の活動は年金制度の普及・啓発活動を行うことですが、大別すると地域型と職域型の2つがあります。地域型年金委員(任期3年・更新あり)は主に自治会などの地域と年金事務所を結ぶパイプ役に、職域型年金委員(任期なし)は主に勤務されている厚生年金保険適用事業所(職場)内において職場と年金事務所を結ぶパイプ役になっています。
 年金委員は現在、全国に約12万人います。厚生労働大臣から委嘱を受けた奉仕的な民間協力員として活動いただくので報酬はありませんが、活動に伴う旅費等は支給されます。いわばボランティアですが、長年にわたり功績のある年金委員に対しては厚生労働大臣から表彰されます。平成29年は11月14日に全国で67名の年金委員の方が表彰されました。

定年退職予定者に年金受給手続きの相談なども行う

 それでは、地域型年金委員、職域型年金委員について詳しく見ていきましょう。
 人数は、地域型年金委員が4,795人、職域型年金委員が11万4,376人(平成29年3月末現在)委嘱されています。
 主な活動内容は、地域型年金委員は町内会や老人クラブで年金相談をしたり、社会福祉協議会をはじめとする地域で開催される研修会等での年金に関する講演などを行っています。一方、職域型年金委員は新入社員への年金制度(概要)の説明や職場における年金制度の周知、60歳を超える従業員への在職老齢年金と給与との関係についての説明、定年退職予定者への年金受給手続きの相談・助言などを行っています。
 では、どのような方がどのような流れで年金委員を委嘱されるのでしょうか。
 地域型年金委員に推薦される人は、国または地方公共団体等の職員として、年金事務に従事したことがある方。あるいは現在、自治会長、民生・児童委員、社会保険労務士として務めている(務めた経験がある)方、または過去に年金委員(社会保険委員および国民年金委員を含む)として委嘱されたことがある方です。候補者がいたら、区市町村等が管轄の年金事務所へ所定の推薦書を提出し、厚生労働大臣が委嘱します。
 一方、職域型年金委員に推薦される人は、厚生年金保険に関する事務を担当している(担当したことがある)など、職場において一定期間、年金や社会保険全般の実務経験があって年金制度に関する知識がある方です。候補者がいたら、厚生年金保険の適用事業所の事業主が管轄の年金事務所へ所定の推薦書を提出し、厚生労働大臣が委嘱します。
 年金知識のある方は、在職中なら職域型年金委員として、定年がもうすぐなら地域型年金委員として活躍する場もあるかと思います。

参照:厚生労働省「年金委員について」


(半田 美波 社会保険労務士 みなみ社会保険労務士事務所 代表、株式会社サンメディックス 代表取締役)
2017.11.27
(出典:FPS-net http://www.fps-net.com/

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